吉例顔見世大歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』初日を観劇しました!
例のごとく喋りたいことが多すぎてXだと大迷惑なのでこちらで、呟き程度の短文感想。

口上人形
- 開演10分前から始まる、口上人形による配役の読み上げ。お役の格(という言い方はあまり好きではないけど)か何かでルールがあるんだと思うけど、結構意外な順番で読み上げられてた。
- 中盤で突然「中村鶴松」と聞こえ、え、いるの!と動揺したせいでその後の記憶がちょっと薄い。
- 最後に「大星由良之助を勤めまするは、まーつもとこうしろう!松本幸四郎!」うわー…!ずっと聞きたかったやつ😭 これだけでちょっと泣ける。
- 昨年仁左衛門さんで観たときは「エヘン、エヘン、エェーヘンッ!」とめちゃくちゃ注目を集めてから読み上げられていて、由良之助ってそうなのかと思ってたけど幸四郎さんはエヘン1回だった。ガッカリとかじゃなくて、むしろ嬉しかった。まだまだこれから!って感じがして。
大序
- 幕開きでは役者の皆さんが人形のように下を向いてるけど、附け打ちさんも両手を袴に入れて下向いてるのを見てちょっと感動。
- 米吉さん直義、第一声緊張するな〜
- 顔世が扇雀さんだと気付いてから時間差で「てことはがんじろはんが扇雀さんにセクハラ!」と気付いて、なんだか変に昂った(笑)セクハラされてる扇雀さんの嫌そうな顔ちょっとおもしろかった。
三段目
- チャリ場、伴内が家来たちに伝える、加古川本蔵を斬るための合図が前回観たのと違う!前回観たのは松之助さんで、「右足を前に出したら」だった気がする。今回は「「エヘン」と言ったら」おもしろ〜!
- 鴈治郎さん師直いい!大序と三段目の途中までは憎めなさすぎて、これ刃傷になるか?と心配してたけど(失礼)、後半の畳みかけるような煽りはしっかり憎たらしくて、ちゃんとイラッとした!(褒めてます)
- 怒りを堪える右近さん判官、目が真っ赤!
- 「袴が破れるわい!」俳優祭で観た精四郎さんを思い出してしまいました😅
四段目
- 右近さん判官、自分の切腹はすんなり受け入れてるんだけど、力弥が出てきたあたりからずーっと泣くの堪えるような表情してて… イヤイヤする力弥に2回目の「あっちいけ」するところで右頬にツーッと一筋の涙が… 泣いた。
- 今回歌六さんが演じてる石堂右馬之丞、いいなあ。由良之助が駆け込んで来た瞬間「苦しゅうない!近う、近う!」立場とか関係なく寄り添ってくれる、すごく人情味のある人物。
- 幸四郎さんの古典の重厚なお役での発声大好き!低くて地に響くような、少しだけお父さんを彷彿とさせるようなお声。幸四郎さんの「委細」聞けて感無量…
- 切腹した判官の身なりを整えてあげるところ、愛がすごかった… 九寸五分を固く握った手をギュッと暖めて指を外していって形見をしかと受け取って。それだけで終わらず、九寸五分を離した右近さんの手の甲に自分の手を重ねてもう一回ギュッとするのね。すごかった…!
- 幸四郎さんが役に入り込みすぎて泣いてしまうのは毎度のことながら、大好き。キマるところは全部ぜんぶかっこいいー!(語彙力がほしい)
- 昨年観た九太夫は片岡亀蔵さん。亀蔵さんと市蔵さんってお芝居が似てるわけではないと思ってたけど、同じお役で観るとさすがに思い出しちゃう。すっごい似てる台詞回しのところがあって泣いた。
- 幸四郎さんの勢いが良すぎてちょっと乱れてしまったござをさりげなく直す吉之丞さんよかったです👏
- 九太夫や若侍にはまだ打ち明けてない由良之助の本心を唯一知ってて全面協力体制の原郷右衛門を演じるのが、高麗蔵さんというのがまたいい。城明け渡しのところで染五郎くん力弥を加えた高麗屋3人の空間ができてたの、とてもよかった…
落人
- 錦之助さん&八代目菊五郎さん、文句なしの美男美女!綺麗だった〜!
- 虎之介さんの踊り好き。力強くて、なぜだかすごく惹かれる。
五、六段目
- 隼人さん勘平すごくよかった!まずはもちろん顔がいい。落人での錦之助さん勘平からの、隼人さん勘平。笑
- これまで観たのと違う部分が何箇所も。型の違いなのかな。
- 勘平が住所を弥五郎に伝えるところ、弥五郎がメモしなかった。勘平が話し始めたのを弥五郎が制してまずは火を…ってくだりもなく、勘平が話す前に火を勧めてた。
- イノシシが1周しないですぐに捌けた
- 勘平が数右衛門と弥五郎を迎え入れるときに、押し入れから大小を出してた。これまで観たのだと、紋服に着替えるときに腰に差してたのかな?
- 九太夫が「五十両〜」の直前にニヤリとするの初めて見た。松緑さーん色気がすごいよ!
- お才が源六を 「人の家で肌出してみっともない!」と叱るところ、時蔵さんが若いからか気心知れた2人だからか、なんだか喧嘩みたいで楽しかった。怒られてシュンとしながらブツブツ言う亀蔵さんかわいいww
- 勘平とおかるの別れが途中までとてもサラリとしてるように見えたんだけど、だからこそ「おかる待て」「はいー!😭」がよかった。おかるはそれをずっと待ってたんだよね…
- 口上人形で聞いて期待してた、幸蔵さんのめっぽう弥八!すごくよかった〜!
- 又五郎さん数右衛門、顔は険しいけど優しい。橋之助さんもずっと勘平のことさすってあげる優しい弥五郎。
- 隼人さん途中まで汗もかかず涙も流さず綺麗すぎるなと思ってたら(※それが悪いとは思ってないです)、最後の最後「46人目に加える」のくだりで真っ赤な目から大粒の涙。ここまで引っ張って泣かされると思わなかったー!
七段目
- 一力茶屋に乗り込んでくる3人が宗之助さん廣太郎さん吉之丞さんという「幸四郎組!」みたいなメンツで楽しい。てか宗之助さんの赤垣源蔵いい!前回も若侍の中にはいたけど(調べたら佐藤与茂七)、今回はリーダー格の赤垣。似合ってたしかっこよかった!
- 幸四郎さんの「由良さんこちら」想像どおり似合う〜!
- 幸四郎さん由良之助と染五郎くん力弥の親子の場面、アツい…!力弥としてお祖父さんの由良之助と共演した思い出を度々語ってる幸四郎さんが、由良之助として息子と共演してるとか…!
役柄上そうなんだけど、目を合わせないところが妙にリアルで親子っぽい。 - 由良之助と錦吾さん九太夫のところに蛸肴セットを運んでくるうちのひとりが、錦一さん。\高麗屋ァ!/蛸肴は形状それでいいんですか…!?羊羹…?
- 「見立て」のところ、1つ目が「歌舞伎座初日、大入満員ありがとう😊」緑さんと仲四郎さんが一緒にいて嬉しい。たまにインスタでイチャイチャしてる同期コンビ!
- 幸四郎さんと八代目のじゃらじゃらは眼福。梯子から降ろしてあげる場面はニヤニヤしちゃった。
- おかるを殺すつもりで身請けすると言った由良之助と、身請けに喜ぶおかるの対比… 扇子でおかるから顔を隠す幸四郎さんの泣きそうな顔よ…
- 萬太郎さん平右衛門、すっごくいい!結構歳の差があるおかるとのコンビだけど、ちゃんとお兄ちゃん!優しそう〜!時蔵さんとの七段目も観てみたいな
- 七段目は前回の通しの仁左衛門さんと愛之助さんしか観たことがなく、そのおふたりは同じ型のはずだから、今回との違いが顕著だった。
- 由良之助が頭につけてるギザギザの紙(なんていうの?)は、平右衛門が回収してた。なぜ。てかそれ何ですか?
- 由良之助がおかるの手を取って九太夫を刺すところは、床を貫通させるんじゃなくて下に降りて正面から直接グサッ!
十一段目
- 幸四郎さん、赤穂義士といえばこれ!の黒の羽織がよく似合う。陣太鼓、よく聞くあのリズム(一定なんだけど1拍目を強く叩くあれ)で実際に叩いてるところ見られるの嬉しいな。
- 歌昇さんと種之助さんの泉水の立廻り、とんでもなくアツかった!歌昇さん小林を見て「私が引き受ける!」と飛び出してくる種之助さん竹森、一目で戦力拮抗の好敵手だと見抜いたのかな。雪かけ合うところは幼いふたりが雪遊びしてるみたいで一瞬だけほっこり。種之助さん、歌昇さんを飛び越えたり地面を転がったりなかなかのアクロバット!歌昇さんも歌昇さんで動きづらそうな着物を腰に巻いて激しい立廻り。一歩間違えば危険なことをしてると思うんだけど、互いに全く遠慮がなくて!おふたり、互いに命あずけ合ってる…?
- 炭小屋、鶴松さんは2列目中央寄り下手側。発見できてよかった〜 義士もよくお似合いです。歌舞伎座復帰おめでとう!
- 勝鬨はやっぱり泣ける。みんなお疲れ様…!
- 花水橋は、橋の向こうから1列ずつ順番に出てくるんじゃなくて浅葱幕が落ちたら全員が揃って並んでた。これに関しては順番に出てくるほうが好きだったなー!
- 最後に出てくる梅玉さん服部逸郎が本当に素敵!「討ったか、討ったか!」でいかに義士たちを気にかけてたのかがよくわかる。石堂右馬之丞といい、やっぱり誇り高き武士は義士たちの思いをよくわかってくださるのね。
最後の最後、義士たちが順に捌けた後に梅玉さんと幸四郎さんふたりになるのも胸が熱くなった。 - 晴れやかに幕。とってもよかったー!







