徒然なるまま

日々の記録

映画『身代わり忠臣蔵』感想

こんにちは。

ムロツヨシさん主演映画『身代わり忠臣蔵』を観てきました。

 

 

自分用の記録に、あっさりめの感想を残します。

※ネタバレを含みますのでご注意ください。

 

この映画は「身代わり(=吉良上野介の弟孝証(たかあき)による、上野介の代役)」をテーマとしてはいるものの、どちらかというと孝証と、瑛太さん演じる大石内蔵助との絆が主題のように感じられました。

瑛太さんのお芝居がよかった。

終盤、これはどうやっても悲劇になるのでは?と思ったところで身代わりの設定が生き、上手いこと難を逃れます。

なるほどね!という感じ。

 

その後のラグビー(?)のシーンは、感動を求める人にとっては蛇足だったかもしれませんが、その前までが思いのほか感動に振りすぎていて「これコメディじゃないの?」と感じていた私にとってはちょうどよく。

個人的には、バランスがよかったと感じています。

 

これから討入り!というところ、雪の中赤穂浪士たちが吉良邸に向かっていく様子は、忠臣蔵を描いた作品では必ずと言っていいほど見かけるシーン…だと思います。

恥ずかしながら忠臣蔵を描いた作品はほとんど観たことがないのですが、あのシーンには既視感がありました。

 

最終的に、討入りに参加した赤穂浪士たちは全員切腹となり、大石内蔵助も死んでしまいます。

そこまでの孝証が助かった経緯などを見ると、多少(言い方は悪いですが)ご都合主義的なところがあり、メインキャストは死なないようになっているのかななどと思っていたので、少し意外でした。

ですが、ここで大石たちをあっさり許して無罪放免にするような幕府であれば、そもそもこの事件は起こっていないわけで、そこは辻褄を合わせるために史実に沿う形にしたのかもしれません。

「大石に生きてほしかった」と泣くムロさんの演技も、涙を誘うものがありました。

 

あと、冒頭お布施を求める孝証に町の人が「この三文役者!」と言うシーンと、最後に林遣都さん演じる斎藤宮内が孝証に「よっ!千両役者!」と声をかけるシーンの対比がよかったです。

 

こういった時代劇風のコメディや、歴史ものを題材にしたフィクションが好きなので、公開されると必ず観てしまう。

あまり深く考えずに観られるからいいんですよね。

せっかくなので、これまでに観たものを挙げてみます。

コメディじゃない、シリアスな歴史ものも含めるともっとあります。

駆込み女…はコメディだったかな?もう少し真面目だったような気もします。

感想を残していなかったから、いろいろと曖昧…

 

そして観ると必ず、元となった作品も観て(読んで)みよう、正しい歴史も知ろう、と決意するのですが、実現したことはほとんどありません…

とりあえず、『決算!忠臣蔵』は中村義洋監督も堤真一さんも好きだし観たいな!(結局コメディ…)

 

それでは、今回はこのへんで。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!