こんにちは。
映画『ARGYLLE/アーガイル』を観てきたので、あっさりめの感想を残します。
※ネタバレを含みますのでご注意ください。
私は、どちらかというと邦画派で洋画はあまり詳しくないのですが、なぜか洋画のスパイ映画は昔から大好きで結構観ています。
キングスマンシリーズも好きだったので、アーガイルはとても楽しみにしていました!
この映画にはスパイが使うガジェットや、施設のシステムに侵入して裏でミッションをサポートしてくれる仲間といったスパイ映画の醍醐味(と私は思っている)要素はあまり出てきませんが、主人公が組織の命令で任務を遂行しているわけではないので仕方ないですね。
それでもとてもおもしろかったです!
二転三転するストーリーに、どんどん引き込まれました。
ド派手なカーアクションから始まったかと思えば、実はそれはフィクションでした!主人公が書いたスパイ小説の中の出来事でした!と明かされる。
ただの小説家が本物のスパイに狙われて「そんなことある!?」と思っていたら、実は主人公も記憶を失くしたスパイ(CIAのエージェント)だった!
と、思ったら主人公は悪の組織の一員でもあって、二重スパイをしていた。でも辞めたがっていた、と。
次々と明かされる事実についていくので精一杯です。
でも本当に飽きない!
現実世界にも、劇中小説の登場人物であるアーガイルが主人公の幻覚として登場するので、小説の中の出来事なのか現実の出来事なのか、境界が曖昧でふわふわとした感覚になります。
1つだけ、主人公が記憶を失う前に悪の組織(ディヴィジョン)のスパイになった経緯がよくわからなかったな。
元々CIAのメンバーで、CIAを裏切ってディヴィジョンのスパイになった(でもそれを後悔していた)のか、CIAの任務として、情報を探るためにディヴィジョンに潜入していたのか。
後者だとは思いますが、そうするとバクーニンを殺した動機は何なのでしょう。ディヴィジョンからの信頼を得るため…?
こういう映画で男女コンビが一緒に戦ううちに恋愛関係になる…という展開があると、ちょっと急すぎない?と思ってしまうのですが、この映画では元々2人は恋愛関係で、片方はずーっと相手を思っていて、記憶を失くしたほうも思い出して…という感じだったので違和感はなかったです。
映像美もすごかった!
特に、2人がカラフルな煙を上げて踊りながら敵を倒していくシーンと、重油スケートのシーン。
先に映画を観た方の感想で「キングスマンのラスプーチン戦を彷彿とさせる」というものを見ましたが、まさにそんな感じでした。戦っているのに、美しかった!
洋画特有(かな?)の、命の危機が迫っているのにジョークを言ったり愛を確かめ合ったりする余裕な感じが好きです。
「奇抜なアイディアを送ったファン」の存在には、まさか!?と思いましたが、そのまさか!最後の最後に出てきてくれて感動しました。最高のハッピーエンド!
ミッションインポッシブルのルーサーとか、キングスマンのマーリンとか、そういうキャラクターが大好きなので、登場時間は短かったですがこれは嬉しい。
仮に続編があるとしたら、彼女は重要キャラクターになることでしょう。
とてもおもしろい映画だったので続編を期待してしまいますが、あの2人にはもう命の奪い合いなんてせずに猫を愛でて穏やかに暮らしてほしいので、続編なくてもいいかな(笑)
最後までお付き合いいただきありがとうございました!