映画『本を綴る』の舞台挨拶付き上映を観てきました。
主演は矢柴俊博さん。もともと、減っていく本屋さんをPRするために作られたYouTubeドラマがあり、その派生で制作されたのがこの映画ということです。
映画の感想はXでポストしたとおり
映画『本を綴る』の舞台挨拶付き上映に行ってきました。
— ぱん (@nonnopan1955) 2024年10月5日
個人経営の本屋さんや移動図書館がたくさん出てきて懐かしい気持ちになった。
旅先で素敵な本屋さんを見つけるの、いい時間だなあ☺️
主演と我が推しを添えて#本を綴る #矢柴俊博 #長谷川朝晴 pic.twitter.com/WqaQIhnZ60
ほんの十数年前には私の地元にも「◯◯ブックセンター」みたいな小規模の本屋さんがたくさんあったのだけど、気づかないうちに全く見なくなってしまった。
広くて綺麗でカフェが併設されているような大型書店はワクワクするけど、そういうものに私含め多くの人が目移りしたから小規模書店は減ってしまったんだなと少し責任を感じた。時代に応じた変化も大事だけどね。
あと、移動図書館も幼少期に地元でよく見かけたのですごく懐かしかった!
スクリーン越しとはいえ久しぶりに昔ながらの書店や移動図書館を見ることができて嬉しかったな。
矢柴さん演じる主人公の一ノ関が日本中を旅するので、観ているこちらも一緒に旅しているような気持ちになれる。
一ノ関は趣味ではなく仕事でやっているのだけど、旅先で素敵な本屋さん巡りするのすごく楽しそうだなと思ったのでいつかやってみたい。
私がこの映画を観に行った最大の理由は、出演者のひとりである長谷川朝晴さん!
我が最推しです。
長谷川さんが演じるのは、一ノ関の大学時代の同級生で現在は書店の店長をしている小笠原。
一ノ関のかつてのライバルという設定だったと思うけど、現在は全くバチバチではなく良き友という印象。
主人公の友達ポジションってフィクションでも現実でもなぜか無性に惹かれる。
急遽ロケ地を変えて撮ったという線路のシーンも、矢柴さんと2人での商店街のシーンもすごく好き。
長谷川さんの声と自然な演技が大好きなので、堪能できて嬉しかったな。もっと出てくれてもよかったけど!
さて、本編の感想はこれくらいにして、本当に語りたいのはこの後のことです。
まずは舞台挨拶について。
登壇者は5名。篠原哲雄監督、脚本の千勝一凜さん、出演者の矢柴さん、長谷川さん、宮本真希さん。千勝さんが司会進行も務めます。
長谷川さんってやっぱりトーク上手だなと思った!
もちろん長谷川さんがおもしろいことはよく知っているのだけど、フリートークしているところを見るのはジョビジョバメンバーと一緒にいるときが多いから、そのおもしろさ、つつがなさを当たり前に感じてしまっていた部分がある。
今日のメンバーが決して下手とかつまらないとかではないのだけど、本業が演技や制作なので作品について話すとなるとどうしても真面目になってしまう。
その点長谷川さんは、ジョビジョバで培ったトーク力なのか天性のものなのかはわからないけれど、おもしろと真面目のバランスが絶妙だった。
最初に千勝さんが登壇者の紹介をする際、長谷川さんの名前を噛んでなかなか上手く言えなかったときに割り込むように大声で名乗って、続けて「思いっきり(自分のズボンの)チャック開いてましたね」とひと笑いとってた。
他の方のミスを笑いに変えつつフォローするのもさすがだし、何より最初は登壇者も客席もどことなく緊張して硬い空気だったけど長谷川さんが話し出したらふわっと柔らかい空気に変わった。
こういうところが本当に好きです。
矢柴さんとは同い年バイプレイヤー仲間だからか、お互いにちょっと雑な扱いをしていて仲良しなのが伝わってきた。
矢柴さんから長谷川さんへは
(最初の千勝さんのカミカミ紹介にかけて)名前なんでしたっけ?
俺が眼鏡かけてるのに被せてこないでよ、とか
長谷川さんから矢柴さんへは
(眼鏡被りについて話す矢柴さんに)もういいから!
(矢柴さんが長谷川さんに向けたマイクが長谷川さんに当たってしまって)「ゴンッ!」じゃないのよ、とか
文章にするとよくわからないけど、とにかく仲良しなんだなということはわかりました(笑)
その後はフォトセッション。
事前告知はされてなかった、と思う。
舞台挨拶は過去に一度行ったことがあるだけで、その際は写真NGだったのでそういうのはないかな〜と思いつつ。
ただ万が一写真OKだった場合に後悔したくないからと重いカメラ持って行ってよかった!いいお写真が撮れました。
プレスの方「せっかく初日なんで…もっと笑顔で!」というナイスオーダー!
それでもあまり表情の変わらない長谷川さんに笑ってしまった。
これにて舞台挨拶は終了。
時間全く見てなかった。体感としては20分くらいだけど、実際はもっと長くやってくれてたかも。
ちなみに私は舞台挨拶目当てで最前列をとっていたので、映画を観ている時間は首の痛みとの戦いでした。明日はたぶん筋肉痛だな…
これで終わりかと思いきや、まさかのサイン会!
映画のパンフレットを購入したら今日の登壇者全員がサインしますよーとのことで、そんなの絶対買うじゃん!
横一列に並んで座る登壇者さんたちの前を並んで通っていく方式なのですが、前方から他のお客さんと登壇者さんたちの楽しそうな会話が聞こえてくる…
ここが今日いちばん緊張した。
大好きな長谷川さんももちろん緊張するけど、他の方!何話す…?と脳みそフル回転。回転したところで大した内容は出てこなかったけど。
1人目は矢柴さん。とても丁寧にお話してくださった。
「いい映画でした。ありがとうございます。」みたいなうすーい感想を伝える私にも感謝を伝えてくれ、最後に「わざわざお越しいただいてありがとうございます」と目をしっかり見て言ってくれたのが印象的。
2人目は宮本さん。
失礼ながらこの映画で初めて認識したのだけど、映画を観ているときから綺麗な方だなと思っていたのでそのまま「綺麗だなって思いました」という小学生感想を伝えてしまう。反省。笑顔で接してくださってありがとうございます…
3人目が長谷川さん。
宮本さんからそのままパンフがパスされ、私より先にパンフだけ進んでしまったのでサインしてくれているときには少し距離が空いていて話せず。
少し焦ったけれど、パンフを返してくれるときに話せた。
「長谷川さんのファンです」
私の声が通らないばかりに「ん?」と聞き返させてしまって申し訳ない。
でもわざわざ座っていたところを中腰まで立ち上がって耳近づけてくださって、適当に流すこともできるのにちゃんと聞き取ろうとしてくださって誠実だなと思った。
そして突然の近距離に心拍数が上昇…
二度目はファンですとちゃんと伝え、「ありがとうございます」をいただいて、「来週猿ホザキ行きます!」だけは伝えられた。
そのまま先に進むかと思いきや、前の方のサイン待ちが発生し、しばしの待ち時間。
長谷川さんのほうから「今回(猿ホザキ)場所違うんですよね?」と話を振っていただく。
私「そうですね、ちょっと大きい会場みたいで…」
長谷川さん「ねー」
というお互い他人事な会話。
ここで会話が途切れたのだけど、その後も待ちが続いて少しだけ気まずい時間が流れた。こういうときに会話を楽しめる雑談力が欲しい。
「7月のライブ行きました!」とかは一瞬思い浮かんだけど、映画の宣伝で来てるのにあまり関係ないこと話すのも良くないかなーなどと気にしいな性格が発動し黙り込んでしまった。反省再び。
でも後の方が長谷川さんに「舞台やる予定ありますか?」と質問していて、その回答が聞こえてきたのはラッキー(内容は一応濁しておく)。
というかそういう質問をすればいいのか。「好きです」とか「観ました」とか伝えても「ありがとうございます」しか返しようがないもんね。勉強になります…
その後、篠原監督と千勝さんからもサインをいただいて終了。
お二人にも、矢柴さんにお伝えしたのと同じようなうすーい感想をお伝えしてしまった。
で、上記の内容を忘れないよう映画館を出たところで雨宿りしながらスマホにメモしていたら、エレベーターから長谷川さんとマネージャーさんらしき男性が降りてきて、意図せず出待ちみたいになってしまった。
この後に千葉でも舞台挨拶があるのでみんなで移動するようで、マネージャーさん(らしき方)と話しながら、停車していたバンに乗り込んでいった。
発車を見送りたい気持ちも少しだけあったけど、先ほど「ファンです」と伝えてしまった手前ただの通行人のフリして車の近くにいるのも気が引けて(こちらの気持ち的にね)、大人しく帰りました。
私は田舎に住んでいるので、チケット代の倍以上の交通費かけて映画観に行くのか〜と正直少し悩んでいたのだけど、結果行ってよかった!今日の体験はプライスレス!
とりあえず可及的速やかに、芸能人の方と2〜3分話せる程度の雑談力を身に着けます。