徒然なるまま

日々の記録

壮大な歴史と海に圧倒された2日目午後【北陸ひとり旅 #4】

こんにちは。

前回に引き続き、北陸ひとり旅の2日目を振り返っていきます。

1日目の様子はこちら。

nonnopan.hatenablog.jp

前回の記事はこちら。

nonnopan.hatenablog.jp

 

 

ひがし茶屋街

ひがし茶屋街は、金沢でいちばんポピュラーと言っても過言ではない観光地です。

先ほどの主計町茶屋街 とは違い、どこもかしこも人で溢れかえっています。

 

有名な通り。

 

趣ある建物がたくさん。

 

結婚式の前撮り(?)をしているカップルがいました。

顔が見えないのをいいことに、勝手に被写体にさせていただく(笑)

 

志摩

こちらは、国指定重要文化財の「志摩」。

公式HP:http://www.ochaya-shima.com/

 

文政3(1820)年に建てられ、当時のまま残っているお茶屋の建物です。

入館料500円で中を見学することができます。

文化財保護のため大きな荷物の持込みはできませんが、入口のロッカー(確か無料だったような…)で預けられるので安心です。

写真撮影も可能ですが、上記の理由から大きなカメラは使用不可のため、スマホでの撮影のみとなります。

こういういかにもお茶屋!という建物は時代劇で観たことがあっただけで、実物を見るのは初めてだったのでテンションが上がりました。

 

建物の構造もおもしろく、通りに面した2階に縁があったり(簾がなかったら通りから丸見えだと思うのですが、当時から簾はあったのでしょうか?)、

 

小さめの中庭をぐるりと建物が取り囲んでいて、中庭を挟んで会話ができそうです。

こういう建物ってなんだかワクワクします。

 

箔一

ひがし茶屋街にある「箔一」で休憩。

goldicecream.hakuichi.co.jp

金沢では古くから金箔の生産が盛んで、現在は国内シェアの98%を金沢産が占めると言われています。

箔一は金箔製品などを取り扱うお店ですが、観光客に人気なのはこちらの「金箔のかがやきソフトクリーム」!

891(ハクイチ)円。

言ってしまえば金箔が貼られているだけのソフトクリームなのですが、ゴージャスな見た目が旅行の高揚感を煽ります。

 

目の前でお姉さんが金箔を貼って提供してくれるので、目でも楽しめるデザートです。

 

味ももちろんおいしかったですし、この日は暑くて汗をかきながら歩き回っていたので、冷たいソフトクリームが沁みました…!

お店の中に座って食べられるスペースがたくさんあるのも嬉しいポイント。

 

さて、ひがし茶屋街を満喫したので、次の目的地までバスで移動します。

写りが悪いのですが、バスで通った犀川大橋

 

妙立寺(忍者寺)

続いての目的地はこちら。妙立寺(みょうりゅうじ)!

公式HP:http://www.myouryuji.or.jp/

 

忍者寺とも呼ばれるこのお寺は、加賀藩の三代藩主、前田利常が創建したそう。

幕府からの攻撃を想定し、随所に敵を欺くからくりが施されています。

 

拝観料は大人1,200円。

必ず拝観したい場合は、事前の電話予約が必須です。

私はそれを知らずに行ってしまったのですが、当日に現地で予約することができました。

ただし、当日予約は空きがある場合のみということなのでご注意ください。

 

堂内は撮影禁止のため、中の様子はこちらのページをご覧ください。

www.hot-ishikawa.jp

 

20名程度(かな?)のグループに分けられ、1組につき1人のガイドさんがついて説明してくださいます。

見ただけではわからないからくりの仕組みや、なぜその仕組みが必要だったのかを丁寧に説明してくださって、とてもおもしろかったです。

そして何より、建物内の構造が複雑すぎて、「1度入ったら中からは開けられない部屋」なんかもあるので、ガイドさんがいなければ絶対に行方不明になります。こわ…!

 

にし茶屋街

妙立寺を出て、そのまま徒歩でにし茶屋街へ。

これで金沢の主要な茶屋街は制覇です。

 

にし茶屋街は、ひがし茶屋街を少し静かにしたような感じ。

観光客向けのお店もありますが、ひがし茶屋街ほど多くはないので通りが人で溢れているということはなかったです。

 

西検番事務所の建物がレトロでかわいい。

 

そして「桜桃 -ゆすら-」で2度目の休憩。

公式HP:http://yusura.cafe

 

つい数時間前にソフトクリームを食べたばかりではありますが、あまりにも暑いので加賀棒茶のジェラートをいただきました。

 

せっかく石川県にいるので加賀棒茶を味わえて嬉しい。

お茶が香ってとてもおいしかったです!

 

朝からお寿司をお腹いっぱい食べ、夜もガッツリの予定なので、お昼はこれだけで我慢…!

ひとり旅歴も長くなり、食べ過ぎで体調を崩すこと数知れず…

こういう調整ができるようになったことに、自分の成長を感じます(笑)

 

金沢港クルーズターミナル

さてさて、次の目的地は少し変わり種。

一度金沢駅に戻り、バスに乗ること約30分。

金沢港クルーズターミナルに到着。

 

豪華客船 「飛鳥Ⅱ」が寄港しており、この日に出港ということだったので、お見送りイベントに参加してきました!

ターミナルは2020年にできたばかりということで、新しくて綺麗です。

 

そして飛鳥Ⅱですが、全長241メートルもあるそうで、ものすごい迫力です。

 

ターミナルから見るとこんな感じ。

洋上のホテルとも呼ばれるだけあって、もはや建物です。

 

船を繋ぐロープを外したり、タラップを引き上げたりする人をつい目で追ってしまいます。

 

タグボートは「けんろく」というよう。さすが金沢!

 

お見送りイベントでは、三味線の演奏が行われました。

 

銅鑼や船の汽笛も鳴り響き、賑やかな出発!

誰ひとりとして知り合いは乗っていないのに、全力で手を振ってお見送りします。

 

大きな船がゆっくりゆっくり遠ざかっていく様は、どこか現実離れしていて不思議な光景でした。

 

お見送りも済んだので、金沢市街に戻ります。

 

グリルオーツカ

バスを乗り継ぎ、香林坊で下車します。

徒歩3分ほどで「グリルオーツカ」に到着!

 

金沢名物「ハントンライス」発祥のお店とも言われている、昭和32年創業の洋食店です。

お店に入ると、所狭しと有名人のサインが…!お店の人気を伺わせます。

 

メニューの「ボリュームがあるので女性の方には小さいサイズがおすすめです」にびびり、ハントンライス(小)を注文。

 

ハントンライスは、オムライスの上に白身魚のフライをのせ、ケチャップとタルタルソースをかけた食べ物。

ハンガリーの「ハン」と、フランス語でマグロを意味する「トン」から名付けられたそうです。

運ばれてきたのはこちら!

 

一見するとオムライスのようですが、ソースに隠れて白身魚のフライがのっています。

3つだったかな?

見た目以上にボリューミーでした。

ガッツリのつもりでお昼を抑えめにしておきましたが、それでも小を頼んで正解!

お店の人のおすすめは素直に聞くものですね(笑)

肝心のお味ですが、もちろんおいしかった!

ふわとろオムライスとサックサクのフライが当然のようにそれぞれおいしく、相性もバッチリでした。

金沢以外でも日常的に食べられればいいのに!

 

お腹いっぱい食べたのでホテルに戻ります。

2日目お疲れ様でした!

 

おまけ

野菜不足を感じて、トマトジュースで晩酌。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!