こんにちは。
去る2月2日(金)に日本武道館で行われた『生誕50周年記念!!大泉洋リサイタル』に参加してきたので、記録と感想を残したいと思います。
ホールツアーには参加しておらず、武道館公演のみ現地参戦、公演翌日のディレイビューイングも不参加です。
曲順やMCの内容など、誤りもあるかもしれません。悪しからず。
網羅的に、かつ感情的に書いていたらなんと1万字を超えてしまったので、前後編に分けたいと思います。まずは前編から!
まず、私が会場に到着したのは15時半頃。
事前に注文していたグッズの受取が16時半からだったので、その前に着いて会場の写真撮影などを楽しもうという作戦でした。
到着し、武道館正面の横断幕や祝い花などの写真を撮っていたらあっという間に16時頃に。
慌てて黄金像など展示物のコーナーの様子を見にいきましたが、既に長蛇の列が。
今から列に並んだらどう考えても30分で見終わることはできないと判断し、グッズの受取を優先することにしました。
16時半まで待ち、グッズ受取の列に並びました。
この列がなかなか進まない…
周りで並んでいる人を見ても、X(Twitter)で検索しても、みんな列が進まずイライラ…
どんどん不穏な空気になっていきます。
なんとかグッズを受け取ることができたのが、17時半頃。開演の30分前です。
ダッシュで会場に入ります。
私はこの日、初めて武道館に入りました。
ビートルズのライブ映像などでよく見る、大きな日の丸が真ん中にかけられた会場を前にして、本物の武道館だ!と焦りながらもしっかり感動しました。
自分の席を探します。
武道館は全方向に客席があるので、まずは自分の席がある「方角」を確認しなければいけません。
私のチケットには「E」と書いてある!東(EAST)だ!と東側に向かいます。
ですが、どんなに探しても席は見つかりません。
この時点で開演15分前くらい。焦りで見つかるものも見つかりません。
会場内のスタッフの方にチケットを見せると「西側なので逆ですね」と。
改めてチケットを確認すると、確かに「西スタンド」の文字がはっきりと書かれていました。
何度も確認したはずなのに、全く気がつかなかった…
後から確認すると、勘違いした「E」は、列番号でした。
列番号が数字じゃなくてアルファベットなのも慣れていなくて、席探すのにも一苦労…
やっとの思いで席に着いたのは開演5分前くらい。
トイレに行きたくて5分ほど並んだのですが全く間に合う気がせず、諦めて着席しました。
受け取ったばかりの「大泉フィフティーコラージュTシャツ」に着替えたのも、席についてから。(席とても狭かったのに…周りの方ごめんなさい…)
運良く「光る!無線制御型リストバンド」がちゃんと光ったのでよかったけど、光らなかったら交換間に合わなかったな…
さて、そろそろ始まります。
開演2分前くらいに大泉さんの場内アナウンス。
何かおもしろいことを言っていたのは覚えていますが、Tシャツに着替えたりリストバンドの点灯確認したり双眼鏡のピント合わせたりで忙しく、内容はほぼ覚えていません…
アナウンス後、ついに開演です!
まずは『Party Ya!!』が響きわたり、会場の雰囲気を盛り上げます。
そのまま『オイズーミ卿の歌』のイントロ(?)へ。
事前にYouTubeの生配信『続・ステキなお知らせがございます』で大泉さんが話していた「皆さんが叫ばなければ私が登場しない仕掛け」はこれでした。
映像と共に、会場内のモニターにコールを煽る「オイズーミ!」の文字が映し出されるのでわからない方も安心です。
声の限りに叫びます。「オイズーミ!オイズーミ!」
そしてセンターステージの真ん中、奈落からゆっくりとせり上がって、本日の主役が登場します。
少し話が逸れますが、オイズーミ卿の歌は2018年のCUE DREAM JAMBOREE、通称CDJのミュージカル内で披露された曲です。
私が初めてCDJに行ったのが2018年。会場でこのオイズーミ卿の歌を聴き、圧倒されたのを思い出しました。
「私の名前を言ってみろ!」と煽りながら会場中を練り歩く大泉さん。
ミュージカル内では悪役ポジションでありながら、会場中を味方につけたあのスター性、本当に鳥肌が立ちました。
そんな6年前の感情を思い出しながら、私ももちろん叫びます。
「オイズーミ!オイズーミ!」
登場した大泉さんは、あのときのオイズーミ卿を彷彿とさせるマントを羽織っていて、あのときと変わらない抜群の存在感を放っています。
オイズーミ卿の歌が終わると、間髪入れずに1曲目のイントロが流れます。
ジュリーの『TOKIO』です。
私は大泉さん好きではあるものの昔からのファンではないため、知らない曲があったら嫌だな、ということで事前にホールツアーに参加された方が公開されていたセットリストを見て予習してきていました。
ですがTOKIOは予想外!
サビだけなんとなく知っていたので、必死についていきます。
この曲を歌ったのは、もちろんお客さんを楽しませたいという思いもあってのことだとは思いますが、それとは別に大泉さんの東京への思いみたいなものも感じて少しジーンとしてしまいました。
大泉さんの北海道への愛がとてつもなく深いことは周知の事実ですが、その一方で、もう人生の半分以上を東京で過ごし、東京で大きな仕事をこなし、家族も東京にいる。
東京でつらい思いもたくさんしたかもしれないけれど、今の大泉さんを作ったのは北海道と東京、2つの場所なんだな…
と、勝手に深読みしてしまいました。
次の曲は『本日のスープ』です。
コーラス隊の皆さんの「オーウィアエー」が透き通って綺麗なこと…!
後半、観客に「歌って!」という場面があったので全力で歌います。
「オーウィアエー!オーディアエウィアエー!」
会場全体が一体となった大合唱。
まるでコンサートの終盤のように感動的な光景ですが、まだ2曲目です。
ここで1回目のMC。
お客さんの年齢のことも考えて、立ったり座ったりは俺が管理する!と。心強いです。
MCが終わり、次の曲いきます!というところで、盛り上げるためどうしても立ち上がってしまう観客たち。
それに対し「勝手に立つな!(ここから数えて)1曲目は座ってていいから!2曲目から立って!映画館の皆さんも2曲目から立って!」と(笑)
有限実行で立つ座るを管理してくれる大泉さん、さすがです。
そして終始、映画館組を置いていかないのが素敵でした。
別の方のライブビューイングに行ったことがあるのですが、自分はライブ気分で立ち上がりたいけどみんな座ってるし…。と立てないことが多いんですよね。
ここまではっきりと「立って!」と言ってくれたら立ちやすいです。
座って聴いてと言われたのが『星空のコマンタレブー』。
歌詞はともかく(笑)、曲調がとても綺麗なバラードですよね。
曲中で『ドラバラ鈴井の巣』の映像が流れ、昔からのファンの皆さんは歓喜です。
私は全く詳しくないのですが、ドラバラの曲という知識だけはあったので、周りに合わせて笑います。
続いての曲は『ビーチドリーマー』。
ここで、先ほどの大泉さんとの約束通りみんな立ち上がります!
すると会場のモニターに、何やらポップな映像が流れ始めました。
OFFICE CUEの後輩、NORD出演のMV!
リサイタルのためにわざわざ撮影したのかな?
ポップでキュートでとてもよかったです。相手役の女優さんもかわいかった。
そして舞台が星野リゾートトマム(「ミナミナビーチ」というプールらしい)と知り、どこまで北海道愛に溢れた公演なんだろうと嬉しくなりました。
NORDファンの皆さんにも見てもらいたい…
次は『君には』。
こちらもドラバラ鈴井の巣の『山田家の人々』の曲で、その映像が流れます。
詳しくはないですが、私の推しである安田顕さんの映像が流れて嬉しかったです。
安田さんの泣きのお芝居には本当に、見る人の心をグッと掴む力があります。
大泉さんの感動的な歌声も相まって、ストーリー全然知らないのに泣きそうになりました。
MCを挟み、次の曲は『スマッシュヒットLOVEバシーン!』 。
MCのラストで「新しいルールです。俺がマイクを向けたらあなたたちが歌ってください。」「ホールツアーやってきて、曲を全部歌うと疲れることに気づいた」と言っていました。
大泉さんの「マイクカモン!」のかけ声で、マイクスタンドが届きます。
最近のロック歌手はやらないような派手なマイクパフォーマンス(笑)、しっかりとやり切っていてかっこよかった!
もちろん、マイクを向けられたときはしっかり歌いましたよ。
「飛べ!飛べ!LOVE バシーン!」
次は『疾れ!』。
私が大泉さんソロ曲の中でいちばん好きな曲です。
こちらも冒頭の『オイズーミ卿の歌』と同じで、CDJ2018の曲。
きたえーるで全力で叫んだ思い出がよみがえります。
事前にYouTube『大泉洋リサイタルを10倍楽しむために』で予習したとおり、しっかりタオルも振り回します。
「はーしれ!はーしれ!」楽しかった!もう1回やりたい…
ここで大泉さんやバンドメンバーの皆さんは一度ステージから捌け、『水曜どうでしょう』D陣によるVTRが流れます。
私はやはり詳しくないので「水どうっぽいVだな〜」くらいの楽しみ方ですが、周りの席にいた昔からの水どうファンのお姉様方は大歓喜です。よかった…
次に出てきたときは、上下真っ白なスーツに赤ネクタイという昭和な出で立ち。
披露する曲も、ズバリ「昭和ヒットソングコーナー」だったかな?名称はうろ覚えですが、昭和歌謡のカバーです。
小林旭の『自動車ショー歌』、尾崎紀世彦の『また逢う日まで』、松山千春の『長い夜』の3曲をすべてモノマネで披露します。
特に松山千春がとても似ていました。本当に多才だな…
またステージから捌け、水どうD陣による大泉洋ファッションショーのVTRが流れます。
VTR明け、またも衣装チェンジして登場するのですが、ここだけ何を着ていたのか全く思い出せません…
歌った曲は『手漕ぎボートは海をこえて』。名曲です!
私が予習したセットリストの中には入っていなかったのですが、他の公演ではやらなかったのかな?むしろ水どうのV明けにはこの曲しかないように思うのですが…
ともあれ、この曲を生で聴けて嬉しかったです。
音源で覚えているものより少しキーが低めでした(たぶん)。
いつもは鈴井さんに合わせて少し高めで歌っているのかな?
ここでMC。
ファッションショーのVの後に手漕ぎボートは心配だった。ちゃんと感動してもらえるのか…ということを話していましたが、しっかり感動させていただきました!
ベストアルバムを作るにあたり、昔から一緒に曲を作ってきてくれたター・ナー・カーさん、シモシモさんご夫妻との曲を作りたかった、というお話も。
ツアーで福岡滞在中に、歌詞はまだ書いていなかったのにタイトルだけ先に決めなければならず、そのとき食べていた水炊きにちなんで『コラーゲン。』とつけたそう。
「肩!腰!膝!」という歌詞を入れて、上手いことちょっと切ない曲にした!と誇らしげです(笑)
MC明けはもちろん『コラーゲン。』
曲調は明るく軽快なのに、歌詞では深い愛を歌っているというギャップがいいなと思いました。
YouTubeでは1番のみの公開だったので、2番を聴くのは初めて。2番もいい歌詞です…
発売されたら聴き込みたいと思います!
続いての『Top Of The World(最高の世界)』は、大泉さんが吹替版声優を務めた映画『シング・フォー・ミー、ライル』の劇中歌です。
この映画を映画館で観ていた私、大感動!
屋上で気持ちよさそうに歌っていたワニのライルを思い出しました。
この映画を観て、大泉さんの声はミュージカルに合う!と感じたので、今後もミュージカル映画や、ミュージカルのお仕事もしてほしいな!
リサイタルの予習のためにこの曲の音源を探したのですが、オリジナル(ショーン・メンデス)のものはあったけど大泉さん版は見つからなかった…。
今からでもぜひ、音源出してほしいです!
そして、『ふわり』。
大好きな曲です。曲調も歌詞もいい!
最初にテレビのワイドショーで曲の一部を聴いたときは「目の前のキミが好き」という歌詞から、随分ストレートな恋愛ソングだなと思ったのですが、歌詞全体を見ると恋愛だけではないんですよね。
「故郷の春を想う」と「東京の春を歩く」の対比が本当に好きで。
北海道にいた頃は寒くて長い冬が終わり、春がくることが本当に嬉しくて特別だった。今は東京にいるけれど、春を感じると北海道にいた頃の特別で大好きだった春を思い出す…
聴いていると、私にも北海道から上京してきた思い出あったっけ?と錯覚してしまう曲です。
冒頭の『TOKIO』でも書いたとおり、北海道と東京での生活が今の大泉さんを作っている、大泉さん自身もそれを強く意識している、と深読みしているので、それを綺麗なラブソングに落とし込んだ素敵な曲だと思いました。
TAKUROさんありがとうございます!
優しい顔で歌う大泉さんがまたよかった…!
(写真を見て衣装思い出しました。シャツ似合ってる!)
さて、前編はこのへんで終わりにします。続きは後編で!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!